“それに沿って行うのが最も効率よく上達する”というのが、スクールを26年営んできて得た一つの結論です。
そして自らのスイングの手本を見せて納得していただく、イメージを付けていただく、というのも大切な要素です。
かく言う私もスクール運営を失敗してしまったという苦い経験があります。
地元で開催していたスクールは私がジュニアの頃に習っていたプロと同じように、開始時刻20分経ってから見て回っていました。
私が打って手本を見せることもありませんでした。
プロテストに合格してTGAゴルフ練習場でスクールを開催するようになり
、開始時刻からキッチリ始め、自らスイングの手本を示す、という形態に変えました。
しかし地元の方のスクールでは一度ついた習慣は変えることが難しく、開始時刻に集まらず、帰るのもバラバラになるということもあり、
今までのスクールはスクールではなく、集団個人レッスンだったと痛感させられました。
結局20年間続いたスクールは、断腸の思いで撤退しました。
さて、何でも目標を達成したり向上するのは、個人でやるよりも、集団やグループでやる方がいいのです。
勉強などの成績向上の方法をよーく考えてください。
講師が付いているのと付いていないのとでは大違いです。
普通は個人ではどうにかなるとは思わないのではないでしょうか。
先日NHKで山梨のある高校が、100キロの遠足をするという番組がありました。
その番組で、「一人では辿りつけなかった」という生徒の言葉が印象的でした。
ゴルフもゴルフ部にいる学生が、トップアマより圧倒的に強いのです。
もちろん良い監督がいる、というのが大切です。
そして全員で同じ練習をする、というのがとても大切なのです。
他の人皆が頑張っているのだから、私も頑張ろうと思うはずです。
そしてその相互作用、相乗効果でとてつもないパワーを生みます。
いかにゴルフがしたい、上手くなりたい、ゴルフを楽しみたいかの“意欲”を引き出すのも当スクールの目的で、
最初はあまりゴルフが好きでなくてもいいんです!
任せてもらえて構わないんです!
結論として、当スクールの受講生はゴルフ部に入っているようなもので、
スクール時間はゴルフ部の「合同練習」なのです。
早い人ではスクール開始時刻の3時間以上前から練習している方もいるし、30分前から練習している人もいます。
集団でしかできない(集団でしか上達できない)練習もあります。
スクール受講生は「ゴルフ部員」であり、私はいかに楽しく熱中して練習できるようになるか演出するプロデューサーであり、監督なのです。
ということで、「樋口プロ」と呼ばれるよりも、「樋口監督!」とか「監督♡」と呼ばれた方が嬉しいのでありますo(^▽^)o
さて、今期の初めにアンケートとともに書いていただいたクイズ、
「ゴルフは○○○を競うゲームである」の空欄の答えは今週末のスクールで発表します!
含蓄のあるお話も用意しています!
期待していてくださいませ(^∇^)!