2014年5月10日土曜日

「知らない」でいることは

先日、あるコースのアプローチ練習場で、私がバンカーから35ヤード先のグリーンの目標に向かって練習していたところ、

先に練習していた30歳代くらいの、かなりゴルフに入れ込んでいるシングルハンデくらいの男性が、練習しながらチラチラとこちらを見ていました。

私が去ったあとに、彼もバンカーから同じように練習し始めました。

滅茶苦茶です(^◇^;)

彼がバンカーをマスターするには、膨大な練習と試行錯誤から学ぶか、

「知っている」その手のプロから学ぶしかありません。

自分の力で何とかなると思い、伸び悩む研修生を何人も見てきました。

己のゴルフを知る、己のゴルフを向上させるには、より大きな試合に出ることです。

しかし、いろいろな試合に出ることを一般的な人には私は強くは勧めません。

あまり向上心を持たない方が、殆どの人はゴルフは楽しくできます。

向上心を持っても、「知らない」でいるとあるところから上達は止まるからです。

身内や、自分よりもちょっと上手い人に教わるということは、

観衆の前で公演したことのない舞台俳優が、他の人から見聞きしたことで演技指導しているようなものです。

大勢のお客の前や緊張感のある中で、芸を披露したことのないお笑い芸人が、お笑いの指導をしているのと同じです。

「知っている」プロから教わるのが上達の近道です。